2014年4月29日火曜日

むすび

住み始めて約2ヶ月。
あっというまに過ぎたような。でも、もっと前から住んでるような。

使いやすい道具や、その位置を考える毎日。
改めて、我が家は未完成であることと、
考える、えらぶ、つくる、の楽しさを感じています。

4月の頭には、キミドリさんに制作をお願いしていた、
それぞれのデスクがやってきました。

書き物をする私は、節や凹凸のない杉材でつやつやの天板と
古いパンラックを利用した足。よく見ると、足には「3」と書いてある。
どんなところで働いていたんだろう。


自転車の部品をいじる彼は、既に味の出ている古材の天板と自分で買った鉄製の足を。


天板には、まあるい穴がぽっかり。それもまたよし。
希望通りの道具、ありがとうございます。
ずっと、使っていきます。



そして、人を迎える日もついにやってきました。
春のうららかな日、新居+結婚披露のささやかなホームパーティーを開催。



深夜まで飲んで笑って、こんなに楽しい一日になるとは。
みんな、ありがとう。
私は初めて、茶室でお茶を振る舞いました。

しかし、浮かれすぎて全然写真を撮ってなかった。残念。
写真持ってる人、送ってもらえるとうれしいです…。

かわいらしくて、おいしい料理とお菓子。たっぷりのお酒。
パラレルロッチさん、SAN SWEETSさん、ありがとう。
そして、すてきなお花と飾りで会場をつくってくれたCIRCOさん。
色んなつながりと出会いに、感謝です。

翌々週には、仕事の仲間と屋上パーティー。
パラレルロッチさんのお料理を真似して、ピンチョスをつくってみた。
こんな風に、友人や家族が来てくれる家になっていけばいいなあ。
まだ来てないみんな、待ってます。

このブログをはじめてから、ちょうど一年。
全力で遊んだ一年でした。
そんな記録のこのブログも、一旦むすびとします。

紆余曲折を経て、生活がまわりはじめています。
これからもっと、色んなことがあるんだろうな。
関わってくれた、そして読んでくれた皆さん、ありがとう。


2014年4月3日木曜日

壁面収納

リビングダイニングの壁に、ロイヤルの棚用レール取り付けをお願いしました。
我が家はコンクリート造なので、
あらかじめレールの位置には木の下地を入れてもらっていました。

これが、最後の工事。
ちえのわのお二人や、現場監督さんと会う理由がなくなるのが、とてもさみしいです。
今までありがとう。

そんな哀愁に浸る暇もなく…
週末は棚板へのワックス塗装、ブラケットの取付に追われました。


彼も、電動ドライバーの扱いに少し慣れてきた模様。
やればできるもんですね。

今まで段ボールの中で眠っていた本たちが、
やっと居場所を与えられました。



「飾る」スペースができて嬉しい。
家らしくなってきたら、グリーンが欲しくなってきました。


2014年3月15日土曜日

つやつや土間

引っ越しをしてから、一週間が経ちました。
運び込んだ荷物は、何もかもがまだ未決定の状態で置かれているので
落ち着いた生活にはほど遠いのですが。

それでも、ひとつひとつ決めていく作業を
慌ただしくも楽しんでいます。



さて、完成見学会をしておきながらも、未完成な部分が多々ある我が家。
引っ越しの翌日も、土間のウレタン塗装工事が入りました。

そのままにしておくという選択肢もあったのですが、
モルタルの白さと粉っぽさが気になるという彼の希望により施工。

あっという間に作業を終えた塗装屋さんは、
「ウレタンは、塗れば塗るほど土間を守ってくれるよ。
 簡単だから、自分で塗ってみる?」
と、もう1回分の塗料を測って置いていってくれました。

ということで、さっそく翌日塗布。


つやつやの土間は空間をきゅっと締めてくれて、とてもとてもかっこいい。
掃除も格段にしやすくなりそうです。
やってよかった。

2014年3月2日日曜日

完成見学会

3月1日。
この日は、私たちの新居完成見学会が行われました。
アナウンス期間も短かく、予約制とハードルも高かったので、
ひっそり人知れず…なのかと思いきや。

オープン前から入れ替わり立ち代わりで来訪があり、
15時の終了時刻まで、お昼ご飯を食べる暇もなく過ごしました。

色んな人たちがやってきて、
でも、少しずつその人達の輪が重なっていて。
不思議な人の縁を感じました。

お客さんたちは、とてもゆったりくつろいでいて、
みんな滞在時間が長かったように思います。
この日のために展示してもらった、キミドリさんの家具。
道具たちと家の調和が、心地よかったんじゃないかなあ。
そんな気がしています。




レイアウトされた家具たちを初めて見た時、
思わず声が出るぐらい素敵でした。
生活を入れてこそ、家なんだなあと。

一日限りの催しでしたが、
たくさんの人にあったことも、色んな話をしたことも、写真をとったことも。
忘れられない経験になりました。
こんな思い出ができるなんて、本当にみなさんに感謝です。

今週末は、いよいよ引っ越しです。
楽しみだけど、何かすこしさみしい。


2014年2月26日水曜日

本当の引き渡し

2月22日。
この日は、2階バルコニーの手すりの塗り替え作業。
まずは、古い塗装剥がしと、さび落としから。


日焼けしたところみたいに、べろべろ。
カンペの塗装剥がし剤はいい感じ。



アサヒペンも良かったけど、一旦蓋を開けたら閉められないのが難点。
黒いペンキで仕上げた手すりは、SLみたいにかっこよくなりました。


そして、2月23日。
この日は「本当の引き渡し」の日。

でしたが、特に終わりという感じでもなく。
いつも通り、補修とか追加工事の打ち合わせをしました。

それから、いつものように雑談。
現場監督さんが、今年は月イチペースで事故にあっているとか、
我が家のキッチン購入店の不手際の多さとか。

キッチン購入店の不手際とは…倉敷のテンポスバスターズのこと。
びっくりミス連発で、逆に感心してしまいました。

1. 注文した商品が、4点中3点間違っている
  (三方枠を指定したのに、簀の子だったなど)

2. アジャスターボールを頼んだら、一部長さが指定と違っていた

3. 商品の届け先をFAXしておいたにも関わらず、違う場所へ届ける

などなど。うーん、すごい!
そんな話も交えつつ、特別な感じもなく「本当の引き渡し」は終わりました。
普通はどんな感じなんやろ?

さて、3月1日は予約制の完成見学会が開催されます。
キミドリ分校さんのオリジナル家具を置いてもらう予定。
どんな雰囲気になるのか、とても楽しみです。

興味のある方は、ちえのわ不動産まで。
私も終日居る予定です。


2014年2月12日水曜日

引き渡し(仮)

2月8日。朝起きたら、外は雪で真っ白でした。
この日の予定は、引き渡し。
路面電車と徒歩で現場へ向かいました。


こんなに積もったのは、岡山に来て初めて。

大雪に加えて、現場監督さんの車パンク事件も勃発し、
11時すぎから現場のチェックと引き渡しが始まりました。

引き渡しとは、最終チェックを終えて
工務店さんから施主が鍵を受け取る、という儀式。
これ以降は、工務店さんが勝手に出入りして工事をすることが
できないんだそうです。

ですが、私たちの家は
壁のペンキ、床、キッチン、電気のスイッチ、畳などなど…
色んなものが仕上がっておらず。
当然、鍵はそのまま工務店さんに預けて、
たっぷりの残工事をこなして頂くことに。

智恵子さん「いや〜、こんなに仕上がってない引き渡し、初めてやわ〜」
監督さん 「僕もです…」

という感じで、つつがなく引き渡し(仮)は終わり。
ちなみに、「本当の引き渡し日」は23日に決まりました。


午後からは、いつものようにペンキとワックス塗り作業。
ついに、この土日でペンキは全て塗り終わりました!

残すはワックス塗りのみ。
11日の祝日も、丸一日作業しました。

「床のワックス塗りは、膝サポーター必須」と
家造りの先輩である、彼の友人からの助言を受け、
バレーボール用のサポーターを購入。
これがとても快適で、作業はすいすい進みました。


写真は、ナラ材のパーケット張りの床です。
オスモのクリアワックスを塗ると、つやつやしてとてもきれい。

完成まで、もう少し。
待ち遠しいような、さみしいような。


2014年2月7日金曜日

茶室

お茶をするスペースの確保は、私にとって必須でした。
天井はコンクリートむき出し、そして壁床、と
粗い作りではあるけれど、二畳隅炉(待庵と同じ!)の立派なお茶室です。


写真は、水屋棚のある壁面を黒いペンキで塗っているところ。
塗り手は、お手伝いに来てくれた友人です。
塗りながら色んな話して、楽しかったなあ。
とってもきれいに仕上がったよ。
ありがとう。

この面以外の壁は、四国化成のジュラックスで
左官屋さんに仕上げてもらいました。
ぴしっと平らで、美しい。
やはり、プロの仕事は違います。

様々な紆余曲折を経て、完成しようとしている茶室。
まさかこんな日がくるとは。

着工当初は電熱炉も考えましたが、
内容の割にお値段がはるし、五徳の位置が高すぎるような。
色々考えたあげく、銅製の炉を入れました。

ここでお茶を点てる日が、とても楽しみです。

さて、今週は茶室以外もどんどん仕上がっていきました。
こちらは寝室に入ったドア。


8月に、尾道まで買いに行ったやつです。
隣の窓は、この家に出会う前から持っていた窓。
いつかこうやって使いたいと思って買ったものです。

そして、この部屋はかつてのキッチンだったので、天井からは定番の吊り戸棚が。
壁を塗ったあまりのペンキで、扉に塗装をしてみました。
セーラーズブルーは、上品な青で寝室にもぴったり。

たくさん書きましたが、今週はここに書ききれないぐらい、色んな変化がありました。
もうすぐ。もうすぐできるんやなあ。




2014年1月28日火曜日

トイレの塗装

25・26の2日間で、私はトイレの壁へ黒板塗料を塗りました。
塗料は、現場監督さんが教えてくれたカラーワークスのKAKERU PAINT
吹き付けではなく、刷毛とローラーで普通のペンキと同じ様に塗れるのです。

つるつるのボードになかなかペンキが乗らず、かなり苦戦。
早く乾かす為にストーブを焚いて、3回塗りでようやく仕上がりました。


トイレで静かにする落書き。
楽しみだなあ。

彼はというと、ひーひー言いながら寝室の天井にペンキを塗っていました。
ずっと上を向いての作業は大変なのです。
私も、月曜日には握力が無くなってました。

さて。
どうやら先週で、大工仕事はほぼ終わったようです。
くるくる鉋屑も、全部片付けられていました。



一番大規模な木工事は、やっぱり私の茶室だったのかなあ。
次回は、茶室について書いてみようと思います。


すみっこのセオリー

先週・今週と、仕事の後は毎日現場へ通っています。
というのも、ペンキ塗りという仕事がどっさりあるから。


せっせとガレージのペンキを塗っていた土曜日、
ちえのわ不動産のお二人と現場監督さんが、見に来てくれました。

そこで告げられた事実ですが、
先日私が塗った青い壁は「出隅」になっていて、
建築業界の「美しさのセオリー」から外れているとのこと。
確かに、角にペンキがはみ出し易かったような…。

私の、「なんとなく…」という理由が
先人達が築き上げたセオリーに勝る訳もなく、
「入隅」へ、職人さんが直してくれることになりました。


その他にも、私たちが破ったプラスターボードの表面なども
直してくれるとのこと。

そこで気づいたことですが、
この家は、私たちにとっての家であると同時に、ちえのわ不動産や工務店さん、
職人さん、メーカーさんなど、色んな人の「仕事」でもあるんだなあと。

みんな、良いものを仕上げたいと思ってくれてるんだと、
今更ながら気づきました。

ところで、2/1は「施主検査」なるものが行われるとのこと。
施主(私たちです)が、仕上がりをチェックする日なんだとか。
毎日来てるのに、見るところあるんかなあ。

2014年1月23日木曜日

ガレージのペンキ塗り

19日の日曜日。少し雪が舞う、寒い日でした。

この日は朝から銀行へ。
住宅ローン最終実行の申し込みをしてきました。
たくさん名前を書いて、はんこを押しました。
頑張って働いて、返していかねば。

帰り道、早速銀行の担当さんから電話が。
「はんこを1つもらい忘れました…」
ということで、とんぼ返り。
お詫びにと、コアラのマーチを頂きました。

午後からは、ふたりで現場へ。
日曜なのに、大工さんは出勤してくれていました。
この日の予定は、ガレージの古い鉄骨の錆落としと錆止め剤塗布。

皮すきとペーパーを使っていましたが…全然進まず。
ということで、塗装落とし剤を塗ってみました。


こんな感じで、拭き取ったらぬるぬるとれる。
古いからか、あんまりうまく取れんかったけど。

塗装が終わる頃には、すっかり日も暮れて真っ暗に。
大工さんが、無言で照明を持ってきてくれました。
ありがとう。


寒かったからか、足がしもやけになりました。
次の週末も、予定がてんこもりです!


2014年1月19日日曜日

ペンキ塗りは続く

今回の週末、金・土と仕事が休みだった私は一人で作業をしました。
金曜日。朝から意気揚々と現場へ。

この一週間も、我が家はどんどん我が家になっていました。
一番嬉しかったことは、大工さんがコツコツ作ってくださっていた、
ヘリンボーン床の完成でした。


こちらは、制作途中の写真。
ひとつひとつ、板の長さを調整しながら作ってくれたんだと思います。
大切にします。本当にありがとうございました。

テンションもあがったところで、張り切って作業開始。
まずは、窓の額縁に2度目のワックス塗装。
2度目を塗ると、艶が出ていい感じです。

午後からは、ちえのわ不動産の大介さんが養生のお手伝いに来てくれました。
一人で黙々と作業するのもいいけど、やっぱりおしゃべりしながらは楽しい。
また誰か遊びに来てくれんかなあ。

その後は、リビングの壁をブルーに塗るという、
責任重大な任務を遂行。

ペンキは、壁紙屋本舗のイマジンウォールペイントから選びました。
ペンキ缶の蓋には、色を調合した人の名前が。
固さも丁度良く、塗りやすかったです。


1〜2時間で乾くそうですが、一晩置いて翌日に2度目の塗装。
若干養生を失敗したものの…ムラもなく満足の仕上がりでした。

2014年1月14日火曜日

3連休の3作業。その2と3…壁のペンキ塗り

翌日も快晴。
とてもとても、寒い朝でした。

壁と天井を白くする為には、水性ペンキを2回通り塗る必要があります。
1/12は、1回目の塗装。
少し早めに現場に入った私たちは、ストーブを焚いて塗装団の登場を待ちました。

この日は、5人の友人が集まってくれました。
前日にyoutubeで観た塗装の方法をみんなに軽くレクチャーして、作業スタート!

友人達も、もちろんペンキ塗りは初体験。
慣れないせいもあり、みんなあっという間にペンキだらけになりましたが、
作業は順調に進みました。


1日目の作業は、5時間程で無事終了。

翌日の1/13は、いよいよ最終の塗りです。
この日も、2人の友人が手伝ってくれました。

1回塗りでは、ボードとボードの間を埋めたパテにペンキが乗らず、
たくさんムラがあって心配していたのですが…
2回目の塗装をすると、見違える様にキレイに!

作業にも慣れてきて、1日目よりずいぶん早く作業も終わりました。
最後の方には、毛足の違うローラーと刷毛を効率的に使い分けられるように。
わいわい話しながらの作業、楽しかったなあ。

養生テープを剥がしたら、冬のやわらかい日差しがさっと壁を照らしました。


うれしいなあ。部屋になった。
みんな、本当に本当にありがとう。


3連休の3作業。その1…養生

ついに、私たちの大仕事「壁塗り」の日。
1/11〜1/13の3日間で、2階の壁と天井を全て塗ってしまう予定です。
私たち二人は、養生も塗装も初めて。
せいぜい、自宅の靴箱や棚を作る程度の日曜大工モドキです。
大丈夫なんでしょうか…。

初日の1/11。
この日は朝から2階をきれいに掃除して、
ペンキがついてはいけない箇所に、マスカーと養生テープ、
マスキングテープを使用して養生していきました。

こんな感じです。


ちなみにこの日は、ちえのわ不動産のお二人と現場監督さんが
指導とお手伝いにきてくださいました。

午前中ですっかり養生は完了。
ちえのわのお二人は「ペンキ塗り、大変ですよ〜」との台詞を、
そして現場監督さんは上着を残して去って行きました。

午後からは、窓の額縁(木枠)と棚板へのウッドワックス塗布。
こんな感じです。


2人とも作業に没頭していたら、完了は夜になってしまいました。
楽しかったなあ。

2014年1月11日土曜日

年始

年末年始のお休み中。
帰省先でペンキと床ワックスのサンプルを端材に塗る予定だったのですが…
肝心のサンプルを荷物へ入れ忘れて、何もできず。

ということで、予定より早く岡山に戻って作業することに。
床のワックスはオスモ、壁のペンキは壁紙屋本舗でサンプルを取り寄せました。
壁紙屋本舗では、お醤油用のお魚に入ったサンプルが届くんですよ。

塗装のサイトを見るのはとても楽しかったです。

基本的に壁は白なのですが、一部をブルーで塗ろうと考えています。
青、と一口に言っても色んな「青」が。



塗った端材を実際に現場に持って行き、
昼の光と夜のあかりの中で見て決めました。

塗装は、明日からの予定です。
お手伝い頂く塗装団のみなさま、どうぞよろしくお願いします!

2014年1月5日日曜日

年末

師走の慌ただしさを言い訳に更新を止めていましたが、
工事はもちろん止まること無く、着々と進んでいました。
天井・床も貼り終わり、2階の工事はほぼ完了。


そして、工事はキッチン搬入の段階に。
年の瀬の29日、テンポスバスターズにて購入しておいたazumaの一式を
軽トラで引き取り・搬入しました。
注文内容と相違があったシンクは、後日お届けになりましたが…

お休みの日にも関わらず、搬入のお手伝いをしてくださった現場監督さんたち、
本当にありがとうございました!
無事に2013年最後の作業を終えることができ、ほっと一安心です。

新しい住まいにもしめ縄をかけて、帰省の為に岡山を出発。
大晦日には神宮で、この一年のおかげ参りをしました。
かがり火は暖かく美しく、そして
家族で焼いて食べたお餅は、とてもとても美味しかったです。


2014年も、素敵な一年になりますように。