2013年5月30日木曜日

進まない宿題

毎週日曜日は、設計打ち合わせの日。
そう決めて、智恵子さんと数回の打ち合わせを重ねてきました。

しかし…思った以上にすすまない。
先週土曜は、宿題がたまりすぎて智恵子さんに軽く怒られました。
宿題そっちのけで、マルニ木工のベンチを買ったことがばれたら
もっと怒られるかも。

でも、どうしても数字の寸法だけでは、イメージがわかない。
まずは自分たちの持ち物を書き出して、


1/50スケールの間取り図におとしこんでみた。


あれこれ言いながら、ピンを移動させるのはたのしい。
色々書き込むのもたのしい。

のらりくらりしている私たちのお尻を叩きながらも、
設計段階でしっかり悩みましょう、と智恵子さん。

見た目だけでもない、機能だけでもない
ながく、ながく暮らせる家ができますように。


2013年5月26日日曜日

設計開始

初めての設計打ち合わせの日は、
とても風の強い、4月のはじめの日。
私たちの希望を智恵子さんに伝える会でした。

この家を買うと決めてから5ヶ月間、
住宅ローンや火災保険の手続きと平行して
私と彼の中ではあれこれ妄想が広がっていました。

・「工業デザイン×木」の家。過度な装飾は不要。

・2階の明るい場所に、広くて使いやすいダイニングキッチンを。

・かつての司法書士事務所であった1階の一部を
 彼の趣味である自転車いじりのできる土間に。

・3畳の小さな茶室で、私はお茶を。

などなど。

私たちの家は、奥に細長い形をした
コンクリートブロック造2階建ての建物です。
これをどう生かし、私たちの希望が詰め込まれるのか。

夢は膨らむばかりです。

物件探し2

ちえのわ不動産

建物の個性を見つけ、それを生かしつつのリノベーション提案という
業務スタイルはもちろんでしたが、
初めから私は、そこで働く人たちとの、相性の良さを感じていました。
(私だけだったりして…)

おっとりしつつも時々辛口な大介さんと、
バリバリ働く、勘の良い智恵子さん。

今までとは少し違う感じ。なにかはじまるかも。
なんだか期待していたある日、不思議な物件にめぐりあいました。

元司法書士の事務所兼自宅だったその建物は、
まるっとした角をもつ、直方体。

不思議なことですが、
私も彼も、そこでの生活をイメージすることができました。
なにかはじまったかも。

そしてこの家との出会いから約5ヶ月後。
ツツジの花がとてもきれいな頃、そこは、私たちのものになったのです。


2013年5月20日月曜日

物件探し 1

私と彼は、大学入学と同時に実家を出、
それぞれ15年程一人暮らしをしてきました。

古いアパートに好きな家具や趣味のものを少しずつ集め、
生活の形は固まってきました。
この生活とものを入れる家が、欲しい。

ふたり、共にそう思っていました。

しかし…生活することがイメージできる家にはなかなか出会えず。
それどころか、たいがいの不動産関係者には
古い家をリノベーションすることを希望していた私たちの考えを
理解してもらうこともできませんでした。

そんなある日、私の家の近所にちいさな白い木の看板がたちました。

ちえのわ不動産

注意して見ないと見落としてしまうくらいの小さな看板でした。
この不動産会社との出会いが、私たちの大きな分岐点でした。

2013年5月9日木曜日

薫風自南来

岡山の片隅に、ちいさな中古住宅を買いました。
まだまだ住める状態ではありませんが、
これから少しずつ作ってゆくのです。

私と彼の、人生一大プロジェクトを記録するために、
そして、関わってくれる人へ感謝のきもちを伝えるために、
ブログを始めることにしました。

今日はこれまで。